TYPOlight 2.6.6がリリース

TYPOlight 2.6.6が2009年2月6日付けでリリースされました。

Safe Mode Hack対応のバグ修正

PHPのSafe Mode Hackが有効になっている場合に、TYPOlightはFTPを使ってファイル操作をさせるといった方法をサポートしています。

ところが、この機能はTYPOlight 2.6.0のリリースから致命的な問題がありました。今回の2.6.6リリースでは、この問題を解決しています。言い換えれば、Safe Mode Hackを使用していない場合は、リリース2.6.5から2.6.6に更新する必要はありません。と、いうわけでもないようです。(後の追記を参照)

リリース・サイクルについて

従来の約6ヶ月に一度のリリースではなく、2ヶ月に3回もメインテナンス・リリースがされています。これは、TYPOlightのリリース・サイクルの変更という、TYPOlightのTeam Blogの記事でLeo Feyer氏が背景を説明しています。

簡単に言えば、本来は障害対応のためだったはずのメインテナンス・リリースに、新たな機能を入れてしまっていたことが敗因で、当初に戻って新しい機能はメジャーかマイナーのリリースで加えて、メインテナンス・リリースは必要に応じて出すようにするということで、2.6.6も2.6.5から間髪置かずにリリースされわけです。結果的として、新しい機能を含めたマイナー・リリースは頻繁になり、メインテナンス・リリースは少なくなるでしょう。

このため、Roadmapも、2.7.0に対するものだけになっています。

変更の一覧

TYPOlightのtracに登録された、5つのチケットが修正されています。

追記

改めて修正されたチケットの情報を確認すると、「TinyMCEに『インデント』と『アウトデント』のボタンを再追加した」なんていうのがありました。やはり、更新できるなら、しておいた方が良いでしょう。

さらに追記

どこにも書かれていなかったと思うのですが、言語ファイルの中でバックエンドの各国の言語を定義したファイルに変更が加えられていました。グルジア語(ISO-636の言語コードka)が追加されてただけですが。

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