Contao NRW Day 2016の基調講演
「1日にたくさんの話題を」をモットーにしたContao NRW Day 2016が9月3日にドルトムントで行われました。(NRWはノルトライン=ヴェストファーレン州のことです。)
Leo Feyer氏による基調講演の資料が公開されています。ドイツ語ですが、Google ChromeのGoogle 翻訳の機能拡張で英語に訳すと大体読めます。
以下のような内容です。
タイムトラベル
Contaoの10年間を振り返る内容です。
2006年3月12日のTYPOlightの紹介を含んだ、当時のWebサイトから紹介されています。ここで少し驚いたのは「TYPOlight 1.0.2のリリース」といった記述があることです。現在の公式サイトのニュースは同じ日付が最初ですが、2006年10月11日のTYPOlight 2.0betaより前のリリースの記述はありません。ライセンス上の問題で1.xは非公開となったのかもしれません。
TYPOlight 1.0.1のスクリーンショットではイベント、FAQ、ニュースレター、テンプレート、保守が見当たらないことを除くと既に現在と同じ基本形はできていたと考えられます。
当時の競合としてTYPO3とphpwcmsの管理画面を取り上げています。(phpwcmsは知りませんでしたが、GitHubを見ると日本語の言語ファイルは存在しないようです。)
そして、今後についてContaoのロゴに触れています。
- フラットデザインだけにしていく方針
- 印刷物での色はCYMK: 0, 65, 100, 0
- Webでの色はRGB: 244, 124, 0 (#f47c00)
バックエンドの再考
Sascha Toussaine氏によるバックエンドのデザインを再検討するプロジェクトの紹介のようです。詳細はCasestudy: Contao CMS - Backend ReThinkを参照して欲しいとのことです。
コアチームの紹介
Leo Feyer氏以外のアクティブなコア開発者4人の紹介です。
次に何が来るか?
今後の予定です。
新しいバージョン
バグ修正リリース
- 3.5.16と4.2.3が来週(9月5日の週)にリリース
機能リリース
- 9月末に4.3.0-beta1
- 10月下旬に4.3.0-RC1
- 11月下旬に4.3.0の最終リリース
イベント
- 2016年11月5日から6日: Contao Camp 2016
- 2016年12月1日から3日: SymfonyCon Berlin 2016
- 2017年3月10日: Contao Agenturtag 2017