Contao 2.11.beta1のリリースアナウンス

以下は、Contao 2.11.beta1 is availableの翻訳となります。


Contao 2.11.beta1を利用可能

2011年11月10日 14:23 by Leo Feyer

Contaoバージョン2.11.beta1を利用できます。ベータ版を実運用のウェブサイトでは使用しないでください!  このリリースをダウンロードして、ウェブサイトや独自の機能拡張の調整が必要かどうか確認してください。

多言語のウェブサイトのURL

必須ではありませんが、GoogleはページのURLで言語を識別することを推奨しています。今までのところ、Contaoではこれは異なるドメイン(en.domain.tldとde.doamin.tld)を使用して達成できました。この代わりの方法として、言語コードをURLのパラメーターの最初のパラメーターとして提示(domain.tld/en/welcome.htmlとdomain.tld/de/welcome.html)できるようになりました。これは例えば、apple.comなどで好まれている方法です。Contaoは両方の異なる方法をサポートするようになりました(後者はバックエンドの設定で有効にできます)。

また、この新しい機能には、エイリアスを元に関連したページを自動的に見つける言語切り替えも含んでいます。言語切り替えが動作するには、関連するページには同じエイリアスを使用しなければなりません!

最後に、この変更に関連して通常ページの設定から「ページの言語」を削除しました。言語のページは、そのルートのページで決定します。

広域なスタイルシートの変数

広域なスタイルシートの変数は、スタイルシートのヘッダーに加えてテーマの設定でも定義できる様になりました。スタイルシートのヘッダーの変数は、テーマの設定の設定を上書きします。

改善したFAQモジュール

ニュースとカレンダーのモジュールのように、FAQモジュールにバックエンドの権限システムを取り入れました。FAQのアクセスはユーザーとグループのレベルで制限されます。また、質問のリストとリーダーのページを別に使う代わりに、すべての質問と答えを出力する、新しいフロントエンドモジュールを加えました。

同じページにニュースアーカイブとニュースリーダー

ニュースアーカイブモジュールの設定で、項目のパラメーターが設定されている場合にその記事を表示するニュースリーダーモジュールをリンクできる様になりました。この場合、ニュースアーカイブのモジュールは自動的に表示されなくなるため、両方のモジュールを同じページに表示して、より論理的なURLを生成できます。

/* 旧 */
news.html                           // ニュースアーカイブ
news-reader.html                    // 空のページ
news-reader/items/james-wilson.html // "james-wilson"というニュース記事

/* 新 */
news.html                           // ニュースアーカイブ
news/items/james-wilson.html        // "james-wilson"というニュース記事

CSSフレームワークの停止

CSSのフレームワークを停止するためにページのテンプレートから$this->frameworkを削除する代わりに、ページレイアウトの設定で停止できる様になりました。これによってsystem/contao.cssをCombinerに加えて、外部スクリプトの数を減らしました。

リクエストトークンシステムの修正

バージョン2.10で加えられたリクエストトークンシステムは、「リクエスト毎に1トークン」から「セッション毎に1トークン」の方法に変更しました。これはトークシステムの安全性を減少させますが、例えば"Invalid token"の警告を受けることなくフォームを再提出できるといった、ウェブサイトの使いやすさを向上します。

Contaoセーフモード

セーフモード対処と混同しない欲しいのですが、コアモジュールだけ読み込む新しい安全な動作モードをContaoに追加しました。ライブアップデートの間に、Contaoは自動的にセーフモードを有効にして、非互換な第3者の機能拡張からアプリケーションが受ける損傷を防止します。すべての第3者の機能拡張の確認と更新の両方または一方を行った後で、バックエンドの設定で通常の動作モードに戻せます。

ローカルの設定ファイルの自動生成

バージョン2.11から、Contaoはローカルの設定ファイルを自動的に生成し、それらが存在しない場合はインストールツールに自動的に移動します。SVNからインストールしているContaoを更新する場合、SVNの更新で既存のファイルを削除する点に特に注意してください!

システムメッセージの追加

getSystemMessagesという新しいフックがあり、バックエンドの開始ページに独自のメッセージを追加できます。また、1度だけの通知をする、いくつかの新しいメソッドがあります:

$this->addErrorMessage()        // エラーメッセージを追加
$this->addConfirmationMessage() // 確認のメッセージを追加
$this->addNewMessage()          // 新しい(と印された)メッセージ
$this->addInfoMessage()         // 情報のメッセージを追加
$this->addRawMessage()          // 整形済みのメッセージを追加

挿入タグの変更

新しい挿入タグ{{page}}で、ページのすべてのパラメータにアクセスできます。{{env::page_*}}{{env::parent_*}}{{env::main_*}}といった廃止した挿入タグを置き換えるものです。

秋の掃除

多数の些細な事項の変更、修正、改善を行いました。例えば、古い1列のフォームの配置を削除、すべてのプラグインを更新、バックエンドの選択メニューはすべてのブラウザーで同じに見えるようにしました。Patrick Filler、Jules Janssen、Jonnathan Soaresによるchosenスクリプトのおかげで、巨大な選択メニューは検索可能となりました。さらに、Contaoはニュースレターで埋め込み画像としてCSSの背景の画像の送信をサポートしました。

ウェブサイトのルートのページは必須に

ウェブサイトのルートのページを使用しない場合のサポートを削除しました。これからは最上位には通常のページの作成はできなくなったことを意味します。以前からウェブサイトのルートのページの使用は推奨していて、全体的なアクセス権限や全体的なキャッシュ時間を設定できるといった多くの利点があります。

変更された内容の確認

すべての変更の概要をチケットシステムまたは変更履歴(当サイトの翻訳)で確認できます。