タイムアウトの値

タイムアウトの値では様々な期間を秒を単位に指定します。

タイムアウトの値

取り消しの項目の保管期間

取り消しの項目の保管期間は、削除した項目を元に戻す期間を指定します。

  • 初期値は 86400 で1日です。

取り消しの項目はデータベースに保管され、ここで指定した期間を過ぎると削除されます。

サイトの更新の頻度にも依存しますが、あまり大きな値を指定するとデータベースの肥大を招く恐れがあります。本サイトでは10倍の10日としていますが、ここまで長くする必要はないでしょう。

バージョンの保管期間

バージョンの保管期間は、様々な項目のバージョンを保持する期間を指定します。

  • 初期値は 7776000 で90日です。

バージョンはデータベースに保管され、ここで指定した期間を過ぎると削除されます。取り消しの項目と同様に、あまり大きな値を指定するとデータベースの肥大を招く恐れがありますが、この他に以下の注意が必要です。

  • バージョンを持つのはデータベースに保管しているモノです。例えば、ファイルマネージャーでアップロードした画像のファイルや、カスタマイズ用作成したテンプレートのファイルはバージョンの管理はされません。
  • アーティクルやフォームでは、それ自身と中に含むコンテンツ要素やフォームの項目それぞれがバージョンを持ちます。例えば、アーティクルを特定の時点に戻すには、アーティクルのバージョンと、中に含まれるコンテンツ要素それぞれのバージョンを元に戻す必要があります。(バージョン管理システムのCVSで、個々のファイルに独立したリビジョンがあっても、ある時点での全体を示すリビジョンは存在しないのと似ています。)

ログの項目の保管期間

ログの項目の保管期間はシステムログの項目を保持する期間を指定します。

  • バックエンドのログインやログアウト、自動的的に処理によるコンテンツの更新、何かのエラーがシステムログには記録されます。
  • フロントエンドとして公開した、サイトへの一般的なアクセスログではありません。
  • 初期値は 1209600 で14日です。

ログの項目はデータベースに保管されて、ここで指定した期間を過ぎると削除されます。取り消しの項目と同様に、あまり大きな値を指定するとデータベースの肥大を招く恐れがあります。

は、バックエンドやフロントエンドのログインしたセッションの有効期間を指定します。

  • 初期値は 3600 で1時間です。

セッションが切れても、再度ログインして表示していた部分に戻ってくることはできますが、保存していない編集途中の内容は失われるので注意が必要です。

自動ログインの期間

フロントエンドの自動ログインを許可する最大の期間を秒単位で指定します。

  • 初期値は 7776000 で90日となっています。

自動ログインはContao 2.9で加えられた機能で、フロントエンドにログインするときに「ログイン状態を保持」のチェックボックスを選択するとログインした状態を維持することができます。ここで指定した期間を過ぎると一旦ログイン状態は無効となり、再度ログインを求められる様になります。

長い方がフロントエンドにログインするユーザーの利便性は向上しますが、一方で潜在的なセキュリティ上の危険を招くかもしれません。

アカウントのロック時間

アカウントのロック時間は、連続して3回誤ったパスワードを入力した場合にアカウントをロックする時間を指定します。

  • 指定する時間の単位は秒で、初期値は300秒(5分)です。
  • インストールツール、バックエンド、フロントエンドのログインに適用されます。