Contao3ベータを覗き見
今年の末にリリースが予定されているContao 3は現在はベータ版としての位置付けで開発が進んでいます。まだ、その内容を云々するのは気が早いのですが、見た目の変化を少し紹介します。
なお、ここに書いている内容は現時点のベータ版に基づくもので、リリース候補や正式なリリースでは変わる可能性もあります。
ホーム画面
ホーム画面の様子がかなり変わっています。ホーム画面は各機能の触りの紹介はなくなり、最近の変更の表示といった実用的な内容となっています。
ヒントの表示
ヒントの表示はブラウザー任せではなく、MooToolのヒントを表示するインターフェイスを使用するようになりました。
バックエンドのモジュール構成
左側のナビゲーションに変化があります。
- 「ユーザー機能」は「システム」にまとめられました。
- 「開発者ツール」が機能拡張リポジトリから帰ってきました。
- 「タスクセンター」は機能拡張リポジトリに移行する予定です。(と書いた後で削除されました。)
変更内容の表示
ホーム画面の最近の変更や、レコードのバージョンの選択メニューの横にあるのボタンをクリックすると、バージョン間の変更をライトボックスに表示します。
作成先の親切な案内
ツリー表示で何か新しい要素を追加するとき、より親切なナビゲーションを表示するようになりました。
ファイル管理
ファイル管理で扱う各ファイルやディレクトリの情報をデータベースにも保持するようになります。このため、アップロード機能を使用せずにファイル操作を行った場合は「同期」を使ってデータベースに反映させる必要があります。
ファイルのメタ情報
ファイルやディレクトリをデータベースで保持した結果、従来は名前を変更するだけだったファイルの変更画面にメタ情報を追加する欄が追加されました。
今のところプルダウンメニューから言語を選択しても何も起きませんし、右側の「言語を追加」のボタンも無効なままでクリックできません。
Ajaxな動作が伴っていないようで一旦保存すると、次のように言語に応じたメタ情報を入力する欄が表示されます。従来は「画像の追加」で加えていた画像の題名、リンク、キャプションをメタ情報として設定できるようになるのでしょう。