system

Contaoがフロントエンドやバックエンドから使用する様々なファイルを置いているディレクトリです。

ファイル

constants.php

バックエンドのPHPスクリプトの大域な定数の定義です。

contao.css

バックエンドの基本的なCSSです。

functions.php

バックエンドのPHPスクリプトで使用する、様々な小さなユーティリティ関数です。

  • クラスのオートローダー
  • エラー処理
  • 例外処理
  • ヘルプメッセージの表示
  • ログファイルに追加
  • ディレクトリの一覧
  • 特殊文字の変換
  • その他

同じディレクトリのmbstring.phpを読み込んだ上で、wrapper関数の定義もしています。

initialize.php

バックエンドの初期化処理で、同じディレクトリのindex.phpから最初に読み込まれています。

  1. 同じディレクトリの各PHPのファイルを読み込み:
    • functions.php
    • constants.php
    • interface.php
  2. PHPSESSIDを無効に試み: php.session.use_trans_sidをゼロ
  3. 読み込んだfunctions.phpで定義されたエラー処理、例外処理を設定
  4. エラーログをsystem/logs/error.logに設定
  5. セッションを開始
  6. 基本的なクラスをロード
  7. エラーのレポート
  8. タイムゾーンを設定
  9. 相対パス設定(websitePath)を処理
  10. mbstringの正規表現のエンコーディングを設定
  11. デフォルトの言語を設定
  12. 言語ファイルの情報を設定
  13. カスタマイズ用の初期化ファイルを読み込み(system/config/initconfig.php)
  14. $_POST変数があればリファラーアドレスを検査
  15. 同じディレクトリにrunonce.phpがあれば読み込んで削除(機能拡張の処理等で使用)
interface.php

listable, editable, uploadableのインターフェイスを宣言しています。

mbstring.php

UTF-8をサポートするためのヘルパー関数で、PHPのmbstringモジュールが利用可能であればこちらを使用、そうでなければ互換機能を提供します。

mbstringを提供してくれない、ドイツのホスティングサービスの事業者のために用意した互換レイヤーの様です。

utf8_lookup.php

広域なUTF-8の変換配列を含めたPHPのファイルで、同じディレクトリのmbstring.phpから分離されたものです。

下位のディレクトリ