Contao 3.0.RC1のリリースアナウンス

以下は、Contao 3.0.RC1 is availableの翻訳となります。


Contao 3.0.RC1を利用可能

2012年8月8日 12:24 Leo Feyer

Contao version 3.0.RC1を利用できます。このリリース候補は、すべての新しい主要機能を含んでいて、最終的なリリースに向けたバグを修正を受ける段階となります。

重要な新機能の概要

  • これからはコンテンツ要素をニュースとイベントで使用可能
  • フロントエンドで他のJavaScriptのフレームワークとしてjQueryも利用可能
  • 「映像や音声のプレーヤー」と「YouTube映像」の新しいコンテンツ要素
  • 「新しいコメントを電子メールで通知」の新しい機能
  • データベースに支援を受けたファイルシステムの実装
  • 画像のメタデータをデータベースに保存(meta.txtファイルは、もう不用)
  • 移動端末用のウェブサイトの作成のより良い支援
  • 携帯端末版とデスクトップ版の表示をを切り替える挿入タグ、"toggle_view"
  • 入れ子に可能となった挿入タグ
  • ページ選択とファイル選択を含んだ、複数の使いやすさの改善
  • 期間を指定したコンテンツ要素の公開と非公開
  • レコードの2つのバージョン間の変更の比較の表示
  • FolderURLの機能の統合(バックエンドの設定を参照)
  • レスポンシブなグリッドシステムでCSSフレームワークを改善
  • より優れたハッシュアルゴリズムによるパスワードのセキュリティを向上
  • 新しいオートローダーによって、すべてのコアのクラスを上書き可能

さらに詳しい情報はContao 3の基調講演にもあります。(アナウンス(訳注: 本サイトの翻訳)を参照してください。)

新しいファイル構成

プログラムのファイル構成を以下のように調整しました:

assets
MooTools や jQuery のような外部のスクリプトに加えて、生成した画像、スタイルシート、JavaScriptのファイルを含みます。
contao
Contaoのバックエンドです。
files
アップロードのフォルダー(以前の"tl_files")です。
share
すべての生成したRSSフィードを含みます。
system
システムのフォルダーです。
templates
カスタマイズしたテンプレートを含みます。

Contao 3には、もう"plugins"と"typolight" のフォルダーは存在しません。

CSSのフレームワークの構成

携帯端末のウェブサイトの作成するためのCSSのフレームワークを修正と、追加できる構成要素を増やしました。これらはページレイアウトで設定でき、以下を含んでいます:

CSSリセット
様々なブラウザーの要素の書式整形を標準化
レイアウトビルダー
「ページレイアウト」のモジュールの設定を基にしてCSSのレイアウトを作成
レスポンシブグリッド
CSSのクラスの"grid1"から"grid12"と"offset1"から"offset12"で作動できる、レスポンシブ12列グリッドを追加

これらの点からレイアウトビルダーを"Holy Grail"レイアウトに切り替えて、メインの列を左右の列より先に表示しています。これは検索エンジンの順位付けを向上させるだけではなく、携帯端末で2つの両側の列をメインの列の下にしています。

モジュールのフォルダーをより重視

モジュールのフォルダーはシステムの調整と同時に独自の機能拡張を保持する、中心的な場所です。この新しい機能によって任意のサブフォルダーをContao 3では容易に使用でき、たくさんのリソースは下位のフォルダーで保守することを開発者に推奨します。

加えて、PSR-0互換のクラスライブラリを保持する、無制限に入れ子の構造をオートロード作成でサポートしました。モジュールのフォルダーを強調するため、system/libraryフォルダーを完全に削除して、Contaoのフレームワークをsystem/modules/core/libraryに移動しました。すべての外部からのPHPライブラリはsystem/vendorにあります。

賢いリダイレクト

Contao 2.11で導入した「言語をURLに追加」の機能を有効にしていると、言語の断片を含まない古いURLを404のエラーで終える代わりに、一致する言語にリダイレクトするようにしました。これで、.htaccessにリダイレクトの長いリストを保守する必要はなくなります。

テンプレートの変更

「画像ギャラリー」コンテンツ要素と「パンくずナビゲーション」フロントエンドモジュールは画像やリンクの表示に順序なしの箇条書き(UL)を使用するようになりました。この変更はウェブサイトのCSSのコードとカスタマイズしたテンプレートに採り入れなければなりません。

モジュールの読み込みの順序

Contao 3では、コアのモジュール("calendar"、"comments"、"core"、"devtools"、"faq"、"listing"、"news"、"newsletter"、"repository")は他のモジュールよりも先に読み込みます。しかし、この変更はアルファベット順の読み込みによる一般的な問題を解決しません。このため、さらなる最適化を計画しています。