TYPOlight対Horst Eugen

このページの以下に書いているのは、TYPOlightのフォーラムのアナウンスのカテゴリで"TYPOlight vs. Horst Eugen"と題して開発者のLeo Feyer氏が書かれた2008年9月24日の記事の(ほぼ)翻訳で、TYPOlight 3.0とかHorst Eugenについての誤解を解きたいという趣旨となっています。

なお、これはTYPOlightの頃のもので、フォーラムは現在のContaoのコミュニティサイトと異なります。


TYPOlight対Horst Eugen

最近、私はたくさんの質問と誤った"Horst Eugen"についての情報をを目にするようになりました。さらにそこから、TYPOlightの継続に関する不必要な議論が起きています。そこで、ここに正式な声明を行います。

1. Horst EugenはTYPOlightに何も影響しない

Horst EugenはTYPOlightの特定のバージョンのための「コードネーム」でもなければ、TYPOlightを置き換えることができる、または置き換える意味を持った新しいメジャー・リリースでもシステムでもありません。Horst EugenはTYPOlightと無関係であり、これまで机上にだけ存在します。

TYPOlightは技術的に完成した最新のCMSで、将来はさらに開発されていきます。私はTYPOlightを止めたり、他のCMSに置き換えたり、といった計画をしたことは、まだ一度もありません。TYPOlightは独立した、そして成功している伝統的な意味でのドット・オーグ・プロジェクト(訳註: Internetベースのプロジェクトという意味と考えられる)で、将来もこのように運営されてます。

2. TYPOlight 3.0

ユーザ・ミーティングで、私はTYPOlightはバージョン3.0になることはないだろうと発表しました。これは、既にバージョン2がよく完成していて、別のメジャー・リリースは必要ないという意味で言いました。しかしながら、将来に中心部に劇的な変更を行った場合はメジャー・リリースをしなければならず、それは確実にリリースされるでしょう。

これは、TYPOlightが不完全だとか悪いシステムだから他のものに置き換えなければならいという意味では決してありません!  まったく反対に、TYPOlightは完成された安全なCMSで、良い評価の意見を受け、活発な開発が進んでいます。プロジェクトをサポート、カスタマイズしたエクステンションを作成、商業ベースのプロジェクトや顧客のためのCMSとして使用、といったをする価値があります。

3. Horst Eugen

ユーザ・ミーティングで、新しいCMSに可能なコンセプトについて発表をしました。それは、基本的に評判の良いTYPOlightの機能の根本的な要素と、アクセスしやすいバックエンドといった、よく要求されるものの概念的な制限のためにTYPOlightに含まれていない機能についてでした。アクセスビリティの規則のためでないにしても、さらに多数のAjaxとJavaScriptの機能を使用できるでしょう。

しかしながら、新しいシステムはTYPOlightと異る戦略的な連携によるものとなり、代替とはまったく呼べないでしょう。さらに、それは伝統的なドット・オーグ・プロジェクトとしてではなく、MagentoやCodeIgniterのような商用ベースのオープンソース・プロジェクトになりそうです。私が個人として開発したTYPOlightと対照的に、Horst EugenはB2Bなプロジェクトとなるでしょう。

TYPOlightとHorst Eugenに唯一共通なのは、それは同じ開発者によって作られていることだけです。それを除けば類似点はなく、新しいプロジェクトを最初から立ち上げることになります。もちろん、私はいつかHorst Eugenのコミュニティやカスタマイズしたエクステンションに貢献する開発者ができることを希望しますが、これは既存のTYPOlightのコミュニティと独立したものとなるでしょう。そういうわけで、TYPOlightがあなたの選んだCMSなら、将来に渡って利用できると確信してください。