Contao 4.0.0-beta1を利用可能

2015年4月14日 17:06 Leo Feyer

Contaoバージョン4.0.0-beta1を利用できます。アルファ版を実運用のウェブサイトでは使用しないでください! このリリースはウェブサイトの確認や独自の機能拡張の調整のためにダウンロードしてください。

ここでは新しいバージョンの呼び物をいくつか示します。完全な一覧は変更履歴、またはリリースのマイルストーンの完了したチケットを調べてください。(このアナウンスの最後のリンクを参照してください。)

Symfonyバンドル

ContaoはSymfonyバンドルとなり、どのようなSymfonyのアプリケーションにも追加してCMSの機能を提供できるようになりました。出発点として使用できる、事前に完全に構成されたSymfonyのアプリケーションはcontao/standard-editionから利用できます。

インストール

今のところ、Contao 4はコマンド行からComposerを使用する方法だけでインストールできます:

php composer.phar create-project contao/standard-edition <target> 4.0.0-beta1

将来は、ContaoをブラウザでComposerパッケージ管理を使用するか、別のインストールツールを使用してインストールできるでしょう。既存のSymfonyのアプリケーションにContaoを追加したい場合は、coreバンドルのインストール手順をよく調べてください。

開発のドキュメント

以下の、一部の新しいMarkdownのファイルに開発者向けの情報があります:

  • CHANGELOG.md 変更履歴
  • DEPRECATED.md 非推奨の機能
  • LIMITATIONS.md 既知の制限
  • MISSING.md 欠けている機能
  • UPGRADE.md 後方非互換な変更
  • VERSIONING.md バージョン情報の手引き

Gitレポジトリ

Contao 4はモジュール化されて、以下のレポジトリを含んでいます:

  • contao/core-bundle Contaoのコア
  • contao/calendar-bundle カレンダーの拡張機能
  • contao/comments-bundle コメントの拡張機能
  • contao/faq-bundle FAQの拡張機能
  • contao/listing-bundle リスティングの拡張機能
  • contao/news-bundle ニュースの拡張機能
  • contao/newsletter-bundle ニュースレターの拡張機能
  • contao/standard-edition 事前に構成されたSymfonyアプリケーション

加えて、contao/contaoというメタパッケージがあり、上記の(standard-editionを除いた)すべてのバンドルを一度に要求するために使用できます。

"require": {
    "contao/contao": "~4.0"
}

.htaccessへの束縛

Contao 4では、もはや.htaccessファイルを使用していません。そのためApacheウェブサーバーに縛られることもありません。代わりに、web/という下位フォルダーを用意し、これをドキュメントルートに使用します。すべての公開のリソースはここに保存するか、シンボリックリンクを使用してリンクします。

新しいシステム要件: PHPのレベルでシンボリックリンクをサポートしていなければならず、ウェブサーバーも同様でなければなりません。Apacheの関連したディレクティブはFollowSymlinksSymLinksIfOwnerMatchです。

セーフモード対処の廃止

セーフモード対処は不十分に構成されたサーバーへの支えとして使用していましたが、Contao 4で廃止しました。セーフモード対処は過去に非常に多くの問題を起こしていた一方、他方ではComposerパッケージ管理もSymfonyもセーフモード対処と互換性がありません。

新しいシステム要件: ウェブサーバーはPHP経由のファイル操作をサポートするように構成されなければなりません。

XHTMLのサポートの廃止

Contao 4ではXHTMLのサポートを廃止しました、このためHTML5のウェブサイトだけを作成できます。拡張子が.xhtmlの関連したテンプレートを削除し、ページレイアウトでは"HTML5"の出力形式だけサポートしています。

後方非互換: 既存のXHTMLのウェブサイトはHTML5に変換する必要があります。

HTMLのマークアップの変更

(<span>の代わりに<strong>を使用するといった)HTMLのマークアップの変更や(prevの代わりにpreviousを使用するといった)CSSのクラスの変更を含んだすべてのチケットを完了しました。すべての変更はUPGRADE.mdのファイルに完全に記述しています。

後方非互換: 既存のCSSの書式設定は調整しなければならないかもしれません。

非推奨の定数

TL_ROOTTL_MODETL_STARTTL_SCRIPTTL_REFERER_IDといった定数の使用はContao 4では非推奨とし、後方互換のためにだけ残してあります。代わりにSymfonyコンテナーを使用しなければなりません。(DEPRECATED.mdを参照してください。)

RTEテンプレート

リッチテキストエディター(TinyMCE)とコードエディター(ACE)の構成ファイルは実際にテンプレートファイルとし、バックエンドのテンプレートエディターを使用してアップデートに安全な方法で調整できるようにしました。テンプレートはbe_tinyMCE.html5be_ace.html5です。