動作しているサーバーの設定

この章はApacheのインストールやPHPのコンパイルといった、共有ホスティングサービスのアカウントではどうしてもできないことについてではありません。Contaoのシステム要件に合っているかどうかの確認と、PHP 5を有効にする方法を説明します。

Contaoに必要なシステム要件

ContaoにはPHPとMySQLのサポートがあるApacheやIISのようなウェブサーバーが必要です。PHPの最小のバージョンは5.2でMySQLの最小のバージョンは4.1ですが、よりよい性能のためにMySQL 5を使用することを推奨します。また、PHPのGDlib拡張(画像のサイズ変更に使用)とSOAP拡張(機能拡張リポジトリ)も必要で、さらに追加でmbstring(マルチバイト文字の処理)とmcrypt(データの暗号化)が必要な場合があります。Contaoはすべての主要なブラウザー、Firefox(バージョン2以降)やInternet Explore(バージョン7以降で正しく動作するとテストされています。

PHP 5を有効に設定

幸いなことに、殆どのプロバイダーは同時にPHP 5も提供していて、ただ有効にする方法だけ調べる必要があります。もちろん、初期状態のPHPのバージョンが5でない場合だけです。運が良い場合は、サーバーの管理者によって管理パネルでPHPのバージョンを切り替えられるようになっていて、この場合は次の段落に飛ばせます。そうでない場合は、おそらくPHP 5を有効にするために.htaccessに切り替える魔法を施す必要があるでしょう。Contaoのディレクトリーに移動して、._htaccessというファイルを.htaccessに名前を変更してください。それからテキストエディターでファイルを編集して以下の行から1つを試して見るか、使用する行をプロバイダーに問い合わせてください。

AddHandler x-httpd-php5 .php
AddHandler php5-cgi .php
AddHandler php-cgi2 .php
AddHandler php-fastcgi5 .php
AddType x-mapp-php5 .php
AddType application/x-httpd-php5 .php
Action php /cgi-php5/php

Contaoチェック

Contaoチェックをダウンロードして、サーバーがContaoのシステム要件を満たしているかどうか調べてください。Contaoチェックは機能拡張リポジトリとライブアップデートを利用できるかどうか、セーフモード対処が必要かどうかを検査します。システムの構成によっては、Contaoの新しいインストールのための設定や既にインストールしているContaoの検証を行えます。Zipファイルを展開してContaoをインストールしているディレクトリに"check"という名前のフォルダーにアップロードして、Webブラウザーで開いてください。

Contaoチェックをダウンロード | GitHubのプロジェクトを開く

ISPに特定の設定

Contaoを動作させるのに、少し余分な設定が必要となる主要なインターネットサービスプロバイダー(ISP)があります。幸い、そのようなISPは例外です。手間のかからないContaoのホスティングを探されている場合は、Contaoのホスティングパートナーのリストを調べてください。

AddType x-mapp-php5 .php

ftpPath = /

AddHandler php-fastcgi .php

ftpPath = www/

AddType application/x-httpd-php5 .php

ISPに特有の設定の追加情報はContaoフォーラムにも用意されています。

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AddType application/x-httpd-php5 .php