TYPOlight 2.7.0のリリース

TYPOlight 2.7.0が2009年5月1日付けでリリースされました。以下は、TYPOlight 2.7.0リリース・アナウンスの記事の翻訳を基本としています。


TYPOlight 2.7.0のリリース

TYPOlight 2.7.0がリリースされました。このマイナー・リリースは新しい2カラム構成のバックエンド、改良されたセキュリティ関数、拡張された検索エンジンの最適化オプション、ニュースに特別な記事、ブック形式のナビゲーション、さらに多くを含んでいます。さらに、すべてのプラグインを更新し、言語ファイルは大幅に変更しました。100以上のチケットの対応を伴う、バージョン2.7は今までかつてない大きな変更のリリースと言えます。

ライブアップデートに関する重要な注意

2.6.7から2.7.0に更新するためのファイルのアーカイブは900近い数のファイルを含み、3.6メガバイトものサイズがある、これまでで最大のサイズとなります。このため、php.iniのスクリプトの実行時間と使用するメモリの制限の設定が十分であることを確認してください!  最低でもmemory_limitを16M、max_execution_timeを30秒とすることを推奨しますが、これらの値はサーバの構成により変わってくる(増やす)必要があるかもしれません。

用語集エクテンション

バージョン2.7から用語集エクステンションは、TYPOlightの主要な配布の一部となりました。このエクステンションにより、用語と定義からなる異なる用語集を作成することができます。ニュース記事、FAQやイベントと同じように、定義には画像や複数のダウンロード(同封物)を追加できます。

TYPOlightのテンプレート

TYPOlightのテンプレートのリストに"Light Blue"、"Rounded Boxes"、"Dark Dropdown"が加えられました。加えて、既存のテンプレートは完全に書き換えられ、完全に準備されたWebサイトの例を含んでいます。既にiNet Robotsのオンラインショップでテンプレートの古いバージョンを購入されている場合は、電子メールで無償の更新を請求できます。注文番号を含めるのを忘れないようにしてください。

ドラッグ・アンド・ドロップによる要素の移動

ドラッグ・アンド・ドロップはバージョン2.8だけの主な目標ですが、既にバージョン2.7.0でも要素の順番を「親のビュー」で変更することができます。これはすなわち、コンテンツ要素、フォームのフィールド、FAQとCSS書式の定義で、従来は「切り取り」と「貼り付け」で移動していたものが同様に操作できることを意味します。

圧縮したJavaScriptのファイルの送信

Webサイトのロード時間をさらに最適化するために、バージョン2.7では大きなJavaScriptとCSSファイルをGzip圧縮して送るオプションを用意しています。(例えばmootols.jsといった)4KBよりも大きいすべてのスクリプトは、圧縮したバージョンを始めから本体の配布に含めています。この機能にはmod_rewriteモジュールが必要で、.htaccessで有効にする必要があります。

テンプレートの変更

バージョン2.7はフォーラムにアナウンスされたように、かなり多数のテンプレートの修正を含んでいます。フォーラムに投稿された記事を注意深く読んでください、なぜなら今回の変更は既存のインストールの殆どに影響するからです。

修正された項目の確認

すべての変更の概要をチケットシステムまたは変更履歴で見ることができます。また、新しい2カラムバックエンド構成のビデオやバージョンRC1RC2のアナウンスにも注意してください。