スタイルシート
ページの表示に読み込むスタイルシートはページレイアウトで指定できます。
データベースで管理する内部のスタイルシートと、ファイル管理で管理する外部のスタイルシートがあり、これらのどちらを先に読み込むかも指定できます。
内部のスタイルシート
内部のスタイルシートはContaoがデータベースで管理していて、バックエンドのGUIで編集できる古くからのContaoでサポートされています。
- スタイルシートは好きなだけ作成できます。
- 条件付きコメント、メディアタイプやメディアクエリーで特定の条件のブラウザーを対象にできます。
- スタイルシートの中で有効な変数を定義して、共通の色をわかるやすく一括して指定できます。
- 予め作成したスタイルシートをインポートしたり、アップロードしたスタイルシートのファイルを直接指定できます。
スタイルシートはデータベースで管理していますが、データベースに保存する時点でCSSファイルに書き出します。
フロントエンドからは書き出されたCSSファイルをアクセスするので、改めてデータベースを参照することはありません。

外部のスタイルシート
Contao 3.0から内部のスタイルシートに加えて、ファイル管理でアップロードしたスタイルシートのファイルを指定できるようになりました。
内部のスタイルシートでは作成済みのスタイルシートのファイルを利用しようとすると、以下のような問題がありました。
- Contaoに読み込んで使用しなければなりません。
- 読み込む手数だけではなく、スタイルシートの発展と共に十分に読み込みに対応できないことも考えられます。
また、スタイルシートを前処理する言語(SASS, SCSS, LESS)の普及と共に、これらを使用する利点も大きくなってきたと言えます。
外部のスタイルシートではファイル管理でアップロードしたスタイルシートのファイルだけではなく、拡張子に従って以下のファイルを指定できます。
- スタイルシートのファイル(
.css
) - LESSのファイル(
.less
) - SCSSのファイル(
.scss
)