Contao 4.6.0を利用可能

2018年8月23日 09:42 Leo Feyer

Contaoバージョン4.6.0を利用できます。このリリースはバックエンドの2ファクター認証、ファイル管理でのドラッグ・アンド・ドロップ、拡張した動画のサポート、自動的なキャッシュの無効化といった新しい機能を含んでいます。

2ファクター認証 #1545

さらにバックエンドのセキュリティを強化するため、Dave氏が2ファクター認証を実装して1passwordやGoogle Authenticatorといった任意のTOTPソフトウェアで使用できます。初期設定では2ファクター認証の設定は任意ですが、contao.security.two_factor.enforce_backendの構成を調整して、すべてのバックエンドのユーザーに強制することもできます。

ファイル管理のドラッグ・アンド・ドロップ #1394

ファイル管理のUXを向上するため、Martin氏がドラッグ・アンド・ドロップを実装しました。ファイルやフォルダーを並べ換えに加えて、ファイルやフォルダー全体ですらファイルマネージャーにドラッグしてアップロードできます。

動画のサポートの拡張 #1348

Nicky氏とChris氏が動画のサポートを強化して、サポートが欠けていたYoutubeとVimeoがサポートしているすべての設定を追加しました。固定した寸法の代わりに、縦横比だけを指定してレスポンシブに動画を埋め込むことも可能になりました。

キャッシュの無効化 #1478

Yanick氏の不屈の献身のおかげで、キャッシュのページにタグを付けて、バックエンドで何か変更があった場合にキャッシュを無効にできることが、ついにできるようになりました。例えば、バックエンドでニュースを編集した場合、ニュースを含んだ(ニュースリストとニュースリーダーを含んだ)すべてのページのキャッシュは自動的に無効となります。

タグ付けは初期設定で有効です、そのため理論的にはサイト構造でキャッシュの有効期限を1年とすることも可能です。

ダウンロードのメタデータ #1459

画像のコンテント要素に似て、ダウンロードのコンテント要素もテキストとリンクの題名に、ファイル管理からメタデータを使用するようにしました。必要であれば、メタデータはコンテント要素毎に上書きできます。

「エラー401」のページ #1381

保護したページについて、Contao 4.6は「ユーザーは認証していない」(エラー401)と「ユーザーは認証済みだが必要なアクセス権がない」(エラー403)の2つの場合を区別します。以前は両方の場合に「エラー403」のページを読み込んでいました。

注意! 既にインストールしているContaoを4.6にアップグレードするとき、自動的なログイン画面へのリダイレクトの動作を壊さないように、すべての「エラー403」のページは「エラー401」のページに自動的に変換します

manifest.jsonによるバージョニング #1510

Andreas氏に感謝、Contao 4.6は(例えばSymfony Encoreで生成した)manifest.jsonファイルのあるアセットのバージョニングをサポートしました。バンドルのsrc/Resources/publicフォルダーにそういったファイルがあれば、自動的に読み込みます。

Abstract fragmentコントローラー #1376

フラグメントの生成を単純にするため、Andreas氏が、独自のfragmentコントローラーに拡張できるabstract fragmentコントローラーを追加しました。コンテント要素とフロントエンドモジュールそれぞれに1つあります。

非承認の登録申請の消去 #1512

GDPRの順守のため、Contao 4.6は非承認の登録(メンバー)と非承認の登録の申し込み(ニュースレーター、コメント)を24時間後に自動的に消去するようにしました。オプトイン・メールの文面もそれに応じて調整しました。

Translatorの挿入タグ #1400

Contao 4.5で追加したTranslatorを挿入タグでも使用できるように、Andreas氏がtrans::key挿入タグを実装しました。メッセージ・ドメインも指定できます: trans::key::message_domain

複製したレコードのマーク #586

$GLOBALS['TL_DCA'][$table]['config']['markAsCopy'] = $field;これで、レコードを複製するときに「(複製)」を末尾に付ける項目を指定できるようにしました。

単一のレポジトリ

Rückblick auf das zweite Core-Entwicklertreffen 2018でアナウンスしましたように、単一のレポジトリで今後はContaoのバンドルを保守していきます、Martin氏に感謝します。今後の問題の報告とpullリクエストは分割したレポジトリの代わりにcontao/contaoレポジトリに作成してください。

既存の問題報告とpullリクエストを再作成する必要はありません。

他にもたくさん

他のすべての変更は変更履歴にあります。

アップデートの注意

Symfonyのベストプラクティスが推奨しているように、Contao 4.6は、もうsymfony/symfonyには依存しないで単一の構成要素symfony/http-kernelに依存しています。インストールしているContaoでは既にsymfony/symfonyを含んでいて、vendor/symfony/symfonyのフォルダーをアップグレード前に削除(は任意ですが)しない限りパッケージを保持し続けます。


Contao 4.6.0 is availableの翻訳です。