Contao 3.4.0-beta1を利用可能
2014年10月3日 19:36 by Leo Feyer
Contaoバージョン3.4..0-beta1を利用できます。ベータ版を実運用のウェブサイトでは使用しないでください。このリリースはウェブサイトの確認や独自の機能拡張の調整のためにダウンロードしてください。
ここで、この新しいバージョンの呼び物をいくつか示します。完全な一覧は変更履歴、またはリリースのマイルストーンの完了したチケットを調べてください。(このアナウンスの最後のリンクを参照してください。)
SVGのサポート
Contao 3.4がSVGとSVGZ画像のサポートについて、Tristan Lins氏の率先的な活動に感謝します。画像の大きさを変更(サムネイル)できるだけではなく、ファイル管理のソース・エディター編集もできます。
レスポンシブ画像
Martin Auswöger氏とYanick Witschi氏はContaoの歴史で最大のpullリクエストを作成して、sizes
とsrcset
属性だけではなく<picture>
要素のような新しい技術をContaoはサポートしました。picturefill.js
スクリプトと組み合わせて、クライアントのデバイスと解像度に依存した異なる大きさのレスポンシブ画像を実装できます。
レスポンシブ画像はresponsiveimages.orgに概論があります。
追加の呼び物として、二人はサムネイルの自動生成を強化して、ファイル管理で画像の任意の部分を「重要な部分」として指示できます。そして画像を切り抜くとき、この部分を中心に行います。
スタイルシートの順序
ページレイアウトで内部と外部のスタイルシートの順序を設定できるようになり、必要なら外部のスタイルシートの後で内部のスタイルシートを入れることができます。加えて、内部のスタイルシートをエクスポートするオプションがあります。
フォームの項目に追加のクラス
すべてのフォームの項目のコンテナ要素はフロントエンドで、widget
とwidget-<type>
のクラスを追加するので、CSSから参照しやすくなります。
<div class="widget widget-text mandatory">
<label class="mandatory"></label>
<input type="text" class="text mandatory">
</div>
<div class="widget widget-textarea">
<label></label>
<textarea class="textarea"></textarea>
</div>
非同期のJavaScript
JavaScriptとスタイルシートを静的に含めることができる|static
フラッグと似た、async
属性を使用してJavaScriptのファイルを非同期に読み込むことができる|async
フラッグをContao 3.4で追加しました。
TinyMCEで画像のリンク
TinyMCEで必要なときはページ選択とファイル選択を切り替えられるようにしましたので、ページだけではなくファイルのリンクも可能となりました。
ナビゲーションメニューで有効なページ
URLが問い合わせ文字列を含んでいる場合(例えばニュースの記事を読んでいるとき)でも、ナビゲーションメニューで有効なページは、そのURLに常にリンクとして表示するようにしました。例えばnews/james-wilson-returns.html
というページを開いた場合、ナビゲーションメニューでページのnews.html
をクリックできるようになりました。
SQLファイルにテーマのエクスポート
Contao 3.4ではテーマに関連したテンプレートのフォルダーにSQLファイルを保存できるようになりました。そして、そのSQLファイルをエクスポートに含めて、テーマをインポートした後でインストールツールは自動的に見つけられるようになります。
タイミング攻撃の防止
PHP 5.5では、タイミング攻撃を防ぐために、パスワードハッシュの作成と検証を行う新しい関数を追加しています。Contao 3.4ではこれらの関数と、PHP 5.4と5.3では適切な代替処理と共に使用しています。
コメントのためにログイン
ウェブサイトをアクセスした人がログインしていなくて、「コメントするにはログイン」のオプションが有効な場合は、コメントのフォームを表示しません。加えてContao 3.4では「コメントにログインを必要」を表示します。
メタデータのない画像の読み飛ばし
画像ギャラリーでメタデータのない画像を読み飛ばすオプションを用意しました。これはContao 2の動作に対応しています。
登録とパスワードのメール
メンバーの登録とパスワードの紛失のモジュールでシンプルトークンをサポートして、ユーザー毎のカスタマイズを可能としました。
挿入タグlink_name
新しい挿入タグを追加しました。この挿入タグは(ページの題名を出力する
タグと対照的に)ページの名前を出力するました。
DCAのフラッグ"doNotTrim"
DCAのフラッグ"doNotTrim"を指定すると、ユーザーの入力の最初と最後の空白を自動的に削除する処理を省略できます。
負でない自然数
負でない自然数であることを検証する新しい正規表現を追加しました。これはDCAで'rgxp'=>'natural'
として使用できます。
新しいフックとコールバック
以下のフックをContao 3.4で追加しました:
- compareThemeFiles
- extractThemeFiles
- exportTheme
- sendNewsletter
また、DCAでは削除したレコードを復元するときに"onundo_callback"を呼び出します。
こちらも参照: Githubのチケット | Githubの比較表示 | Contaoの変更履歴(本サイトの翻訳) | リリースの概要