これから数ヶ月の動向

TYPOlightのTeam blogの2009年6月1日付け、つまりTYPOlight 2.7.1がリリースされて間もない時期の記事: Outlook on the upcoming monthsの内容を紹介するラフな訳になります。


これから数ヶ月の見通し

これから数ヶ月はTYPOlightプロジェクトの周辺には多くの活動を目にすることになるでしょう。いくつかの変更 ─ オンライン・マニュアルの作り直しといった ─ は長い間の検討課題であり、その他は今年のユーザ・ミーティングでの議論の結果です。確かなことは、我々の活動は単にCMS自身を開発することに留まらず、プロジェクト全体も対象としていることです。

時代を通したオープンソース

Free Software Foundationの設立と最初のオープンそーすのプロジェクトがリリースされてから大体25年が過ぎました。それから多くのことが、アプリケーションの品質と評判だけではなく、サポートの品質とプロジェクトの管理に関しても変わってきました。チケットシステム、RSSフィード、フォーラムとライブ・チャットは、はるか昔にコミュニティのサポートに使用された古典的なメーリングリストを置き換えました。

最近は、オープンソースのプロジェクトは、(例えばSunによるMySQLやVarienによるMagentoといった)企業による運営が増えつつあります。そして、それらの企業は ─ オープンソースの「販売チャネル」に感謝しつつ ─ 市場の占有率を急速に高め、多くの場合彼らのソフトウェアに加えてプロフェッショナル・サービス(特にサポート)を提供している。5ないし10年の間に、ドキュメントの質とプロフェッショナル・サポートは、アプリケーションの実際の機能の範囲よりも、さらに重要な基準となるでしょう。

これは言い替えると、オンライン・ユーザガイドの殆んどの部分は2006年から更新されていなくて、フォーラムに代わる手段となるサポートは存在していないという、TYPOlightの現実を理解する必要があることを意味しています。今年のユーザ・ミーティングの参加者の殆んどは、この意見を共有しています。

ドキュメントの見直し

さらなるTYPOlightの開発は別にして、ドキュメントの改訂は最高の優先事項です。続く数ヵ月に渡って、オンライン・ドキュメントは再構成されて、メインのウェブサイトに統合されます、なぜならユーザ・ガイド上の共同作業という、最初のwikiのアイデアは定着しなかったためです。

コミュニティ・サポートの改善

コミュニティの基盤としてのフォーラムは、さらに拡大と改良されます。サブカテゴリの追加による強化、より多くの調停者、援助の要請を取り除く、といったことを想定しています。

主要な作業からコア開発者として私を掬い出すために、フォーラムはTYPOlightチームのメンバーが担当し、typolight.orgの外部で運営されます。フォーラムは主に負荷の理由で移設されるのであって、既に想像がつきますように、我々はフォーラムを閉鎖する予定しているわけでは決してありません。

プロフェッショナル・サポート・ネットワーク

昔ながらのコミュニティによるサポートに加えて、商用のオープンソース・サポートのサポート・サービスに対抗できるような、プロフェッショナル・サポートのオプションを創設する予定です。ユーザ・ミーティングで多数のオプションが議論され、TYPOlightのパートナーによって運用されるチケット・システムが、第一段階としてもっとも適切と思われます。システムは2009年末までに立ち上げられるものとし、例えば応答時間の保証といった点で、商用ユーザの要求に合致しなければなりません。

現時点では、フォーラムを検索するとか、何時間も信頼のある回答を待つといったことができない商用のユーザ向けの、サポートのオプションを意味することを私は強調しておきたい。

これは何かを置き換えたり、誰かを分け隔てするといった議論から我々を救い出して下さい、なぜならいずれも該当しないからです!  TYPOlightが10年過ぎてでさ市場性を保つための戦略的な決定です ─ 従って、「古くならない」でい続けることが重要な段階です。

プロジェクトのウェブサイトのリニューアル

これらの変更の過程で、プロジェクトのウェブサイトは再び2009年の夏にリニューアルされます。この変更には、開発者のページはTracからRdemineへの切り替えも含みます。TYPOlightはバージョン2.7からsaltの付加されたパスワード使用しているため、この変更の他にフォーラムの移設は、ユーザの再登録が必要となる可能性が高いでしょう(さらなる詳細は追って補足します)。

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