オープンソースカンファレンス 2011 Kansai@Kyoto セミナー

オープンソースカンファレンス 2011 Kansai@Kyotoのセミナー枠で「ContaoオープンソースCMSの最新情報」と題して発表したときの資料です。明らかな誤りと補足を加えています。


補足

発表に対する補足

当日の発表での補足です。

Contaoのバージョン機能と取り消し機能

Contaoは殆どのデータベースで管理しているページ、アーティクルの属性、コンテンツ要素、スタイルシートの書式定義、フロントエンドモジュール、ページレイアウト等は、バージョンの管理をしています。バージョンは新しい内容を書き込む前に、依存の内容を過去の古いバージョンの1つとして残して後から戻すことができます。

但し、バージョンは個々のオブジェクト単位で保持されます。例えば、ある時点のアーティクル全体を1つのバージョンとして持つわけではなく、アーティクル自身の設定やアーティクルに含まれる個々のコンテンツ要素が個別にバージョンを持ちます。従って、ある時点のアーティクル全体をバージョンとして管理できるわけではありません。

また、削除したオブジェクトはバックエンドの「ユーザー機能」の「取り消し」で元に戻せます。

バージョン機能と取り消し機能は、いずれもバックエンドの設定で指定した期間だけ保持していて、その期間を過ぎると自動的に削除されます。

Contao 2.10とIE6の警告

発表や会場ではContao 2.10から表示されるIE6の警告は「ソースに埋め込まれていて無効にできない」と説明していましたが、これは誤りでした。

警告の文面はソースに埋め込まれていて無効にできませんが、この文面を出力しているのはテンプレートの内容によります。言い替えれば、カスタマイズのためのテンプレートファイルを作成して編集することで、警告を出さない様にすることは可能です。

もちろん、警告の表示を止めたとしても、IE6をサポートしていない状況が変わるわけではありませんので、動作上の不具合が出てくる可能性は残ります。

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