バックエンドでHTML属性を経由したクロスサイトスクリプティング
日付: 2021年8月11日
CVE ID: CVE-2021-35955
説明
バックエンドで信頼できないユーザーが悪意のあるコードをHTMLの属性に投入することが可能です。このコードは要素のプレビュー(バックエンド)とウェブサイト(フロントエンド)の両方で実行されます。
HTMLの項目(例えば、TInyMCE)を修正できる権限を持った、信頼できないバックエンドのユーザーが存在する場合だけ影響があります。
この問題を報告していただいたSolar Security Research TeamのMikhail Khramenkov氏に感謝します。
影響のあるバージョン
- Contao 4.0
- Contao 4.1
- Contao 4.2
- Contao 4.3
- Contao 4.4から4.4.55まで
- Contao 4.5
- Contao 4.6
- Contao 4.7
- Contao 4.8
- Contao 4.9からContao 4.9.17まで
- Contao 4.10
- Contao 4.11から4.11.6まで
推奨する解決方法
Contao 4.4.56、4.9.18、4.11.7に更新してください。
回避方法
信頼できないバックエンドのユーザーにHTMLを許可する項目のアクセスを禁止するか、これらのユーザーを無効にしてください。
さらに詳しい情報
https://github.com/contao/contao/security/advisories/GHSA-hr3h-x6gq-rqcp