Webサーバー

Contao 4はWebサーバーとしてはApacheまたはNginxをサポートしていますが、ここではApacheを前提としています。

Apacheのバージョンは特に問いませんが、新たにインストールする場合はApache 2.4.57が良いでしょう。

Webサーバーの設定

Webサーバーの設定を確認しておきます。以下はApacheの場合でhttpd.confで行いますが、環境によってはドキュメントルートの.htaccessで行うことになるでしょう。

多くのホスティングサービスの場合は既にこれらの設定は行われているかもしれませんが、Contao 4より前のバージョンから移行する場合は、Webサーバーのアクセスを許可するディレクトリに対して、ドキュメントルートはその中の一部(webディレクトリ)だけである点に注意してください。

PHPの組み込み

サーバーの環境によりますが、ApacheからPHPが実行できることを確認してください。
例えば、PHPをApacheのモジュールとして組み込む場合は以下のような設定が必要です。

LoadModule php7_module lib/httpd/mod_php7.so

PHPスクリプトを実行する設定をします。

<FilesMatch \.php$>
    SetHandler application/x-httpd-php
</FileMatch>

アクセス許可

Contao 4を配置したディレクトリに、ファイルが省略されたときにアクセスするファイル名の設定(DirectoryIndex)や適切なアクセス権を設定します。

<Directory "/usr/share/contao">
	DirectoryIndex index.php index.html
	Options Indexes SymLinksIfOwnerMatch FollowSymLinks
	AllowOverride All
	Order allow,deny
	Allow from all
</Directory>

バーチャルホストの設定

必要に応じてバーチャルホストの設定を行います。
ドキュメントルートは、アクセスを許可したディレクトリに含まれているディレクトリ1つ(web)だけであることに注意してください。

<VirtualHost *:80>
	ServerAdmin webmaster@example.jp
	DocumentRoot "/usr/share/contao/web
	ServerName contao.example.jp
	CustomLog "/var/log/httpd/contao_log" common
</VirtualHost>