データベース
Contao 4はデータベースにMySQL 5.0.3以降をサポートしています。
今から新たにインストールする場合は、MySQL 5.6.51または5.7.35が良いでしょう。
データベースの準備
Contaoが使用するデータベースを予め作成しておく必要があります。ここではMySQLで、次のように作成します。
- データベースのサーバー: localhost (UNIXドメインのソケット使用)
- データベース名: contao
- データベースのアクセスユーザー: contao
- 同ユーザーのパスワード: secret
Contaoのインストールツールがデータベースに作成するテーブルは、tl_で始まる名前で変更はできません。
データベースの作成
サーバーのコマンド行からはデータベースを以下のように作成します。(phpmyadminなどで作成しても良いでしょう。)
% mysql -u root -p
Password: (データベースのパスワード)
Server version: 5.6.51 Source distribution
...
mysql> create database foo default character set utf8
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
mysql>
データベースのユーザーの作成
次にContaoのデータベースをアクセスする、データベースのユーザーを用意します。
mysql> connect contao;
Connection id: 24
Current database: contao
mysql> grant select, insert, update, delete, create, drop, index, alter, create tempor
ary tables, lock tables on contao.* to 'contao'@'localhost' identified by 'secret';
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
mysql> flush privileges;
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
mysql> quit
Bye
%
ここの意味は、次のようになります。
- 始めに、作成したデータベース contao に接続しています。
- contao.* で、contaoという名前のデータベースに含まれる、すべてのテーブルを示します。
- 'contao'@'localhost' でlocalhost経由、つまり同一サーバー上からアクセスするデータベースのユーザー contao を表します。
- identified by で、データベースのユーザーを認証するパスワードを指定します。
- flush privileges で、設定したアクセス情報を確実に反映させています。
- 最後に quit でデータベースとの接続を終了しています。