以前のリリースとバージョン
以下の記述はContao 2.10までのリリースとバージョンについての説明です。
バージョン番号の構成
Contaoの各リリースに付けられるバージョン番号はドット(.)で区切られた、メジャー(major)、マイナー(minor)、マイクロ(teeny)の3つの数値から構成されています。
リリースの種類
メジャーリリース
バージョン番号の最初の数値がメジャーバージョンで、これを増やしたリリースがメジャーリリースです。
TYPOlightとしてオープンソースで公開された時点で、バージョン2.0のメジャーリリースで始まりました。Contaoと名称が変わった後も新たなメジャーリリースはなく、メジャーバージョンはすべて2でした。
マイナーリリース
バージョン番号の2つ目の数値がマイナーバージョンで、これを増やしたリリースがマイナーリリースです。マイナーバージョンは1桁に限定しているわけではありません。
TYPOlightとして2.0から2.8までのマイナーリリースが行われ、2.9からContaoと名称が変わりました。
マイナーリリースは従来のリリースに新しい機能の追加や変更を行ったリリースで、2008年以降は年に1度か2度行われています。
マイナーリリースの前には、ベータ版やRC(Release Candidate, リリース候補)版がリリースされて、機能拡張の開発者が正式リリース前に対応する期間があります。
保守リリース
バージョン番号の3つ目の数値は一般的には teeny とか micro と呼ばれるバージョン番号で、これを増やしたリリースが保守リリースです。メンテナンスバージョンもマイナーバージョンと同様には1桁とは限りません。
保守リリースは原則として新しい機能や変更は行わず、基本的には障害の修正を行ったリリースとなります。
リリースの頻度は決まっていませんが、セキュリティ上の問題や致命的な障害への対応の場合に随時行われることになっています。実際には、障害の修正がある程度進んだ時点で、1か月から4か月といった間隔でリリースされています。
過去のリリース・サイクルの変更
TYPOlightのリリースサイクルの変更というTeam BlogのLeo Feyer氏の記事で、保守リリースを本来の基準で行うことを確認するアナウンスがされました。
- 保守リリースを半年に1度の頻度で行うという、従来の基準は取り止めとなります。
- 保守リリースは、セキュリティや重要な傷害の修正が必要な場合に、随時行われます。
- 新しい機能は保守リリースではなく、マイナー(またはメジャー)リリースで行います。