Contao 2.10.RC1のリリースアナウンス

以下は、Contao 2.10.RC1 is availableの翻訳となります。


Contao 2.10.RC1を利用可能

2011年6月23日 18:12 by Leo Feyer

Contaoバージョン2.10.RC1を利用できます。このリリース候補はContao会議で示された、HTML5とCSS3のサポート、広域なスタイルシートの変数、圧縮したCSSとJavaScriptファイル、そしてそれ以上のすべての新しい機能を含んでいます。加えて、いくつものバグが修正されて、すべてのプラグインを更新しています。

リクエストトークンシステム

バージョン2.10では、間違いの元となりやすいリファラー検査をリクエストトークンシステムに置き換えました。今後は、正当なトークンを送ったフォームはだけを処理します。この機能をあなたの独自の機能拡張で使用するには、これらの手順を踏む必要があります。

  1. すべてのContaoのフォームを見つけるため、機能拡張のファイルからFORM_SUBMITの文字列を検索します。
  2. フロントエンドに、FORM_SUBMITの入力項目の後に以下の行を挿入します。
<input type="hidden" name="REQUEST_TOKEN" value="{{request_token}}">

修正後は、このような2行にしなければなりません:

<input type="hidden" name="FORM_SUBMIT" value=" … ">
<input type="hidden" name="REQUEST_TOKEN" value="{{request_token}}">

バックエンドでは、少し異なっています:

<input type="hidden" name="FORM_SUBMIT" value=" … ">
<input type="hidden" name="REQUEST_TOKEN" value="<?php echo REQUEST_TOKEN; ?>">

リクエストトークンとAjax

リクエストトークンはPOSTデータを送るすべてのAjax要求にも必要です。従って、それぞれのAjax応答は新しいリクエストトークンを返します。このデータを処理するため、Ajax要求を少し修正しなければなりません。

  1. MooToolsの既定のクラスの代わりにRequest.Contaoを使用してください。
  2. Ajax要求ではJavaScriptのREQUEST_TOKEN変数を送ってください。

修正前:

new Request({
    onSuccess: function(txt) {
        $(element).set('html', txt);
    }
}).post({'action':' … '});

修正後:

new Request.Contao({
    onSuccess: function(txt, json) {
        $(element).set('html', txt);
    }
}).post({'action':' … ', 'REQUEST_TOKEN':REQUEST_TOKEN});

Request.Contaoクラスは自動的にリクエストトークンの更新を処理します。元のJSONオブジェクトはオプションの第2引数(Request.Mixedクラスの場合は第3引数)として参照できます

新しいテンプレートファイルの拡張子

以前の.tplというファイルの拡張子の代わりに、Contao 2.10は.html5をHTML5のテンプレートか、.xhtmlをXHTMLのテンプレートのどちらかを使用します。下位互換性の理由で、.tplファイルも引き続きバージョン2.10はサポートしますが、廃止予定と表示されます。

バックエンドは完全にHTML5に切り替わっていますので、あなたの独自のモジュールのバックエンドのテンプレートは(ファイルの拡張子を.tplの代わりに.html5に)名前の変更だけしなければなりません。フロントエンドでは、各テンプレートを<em>.html5</em>と<em>.xhtml</em>の両方を提供するように複製しなければなりません。いずれの場合でも、必要に応じてマークアップを調整してください。

サブパレットのTinyMCE

新しいバージョンではTinyMCEの入力の項目をサブパレットに追加でき、特定のイベントでAjaxにより自動的に読み込みます。これまで、入力の項目は正しく読み込んでいましたが、リッチ手エキスとエディターはページを再読み込みした後でないと表示されませんでした。

fe_pageテンプレートの変更

アップデートの一分として、デフォルトのページテンプレートであるfe_pageを修正しました。変更は主にIE6への警告の追加の他に、cronジョブの起動方法の修正です。カスタマイズした"fe_"で始まるページテンプレートを使用している場合は、適切に変更しなけえばなりません。

個別のrunonce.phpファイル

これからは機能拡張はconfigフォルダーに独自のrunonce.phpファイルを用意できるようになり、機能拡張のインストール時に自動的に実行してから削除します。しかし、この機能は、まだバージョンRC1ではこの形式では利用で着ません。現在のの実装は非実用的なことが判明しまして、数日中には置き換えらる予定です

変更された内容の確認

すべての変更の概要をチケットシステムまたは変更履歴で確認できます。