サイトのバックアップ

具体的な準備として、現在インストールしてあるサイトを確実にバックアップします。何かアップデートの作業で問題が合ったとしても、元のサイトに戻せるようにするためです。

まったく別の方法として、現在のサイトのファイルやデータベースをコピーした別のサイトをApacheのバーチャルホスト機能で立ち上げ、最終的にそちらで移行後の動作確認をした上でサイトを切り替えるといった方法もあります。

Webサーバーの停止

データベースやファイルの完全なバックアップを行うため、Webサーバーを停止します。こうすることで、ファイルやデータベースを更新しないようにします。

Apacheを停止する方法はオペレーティングシステムによりますが、NetBSDでは以下のように実行すると一時的に停止できます。

Apacheを停止する権限がない場合は、後述のサイトのアクセス制限を行って、自分以外がContaoにアクセスできないようにします。

# sh /etc/rc.d/apache stop

データベースのバックアップ

Contaoのデータベースをバックアップします。バックアップの方法は問いませんが、mysqldumpコマンドを使用した場合は以下のようになります。

% mysqldump -u contao -p contao > /var/tmp/contao.sql
Password: (データベースユーザーcontaoのパスワード)
%

ファイルのバックアップ

Contaoをインストールしたディレクトリ以下のファイルをすべてバックアップしておきます。以下はtarコマンドとbzip2コマンドを使用した例です。

# cd /usr/share/contao
# tar -c -f - . | bzip2 > /var/tmp/contao.tar.bz2

Webサーバーの起動

再び、アップデートの作業を続けるため、Webサーバーを起動します。

Apacheを起動する方法はオペレーティングシステムによりますが、NetBSDでは以下のように実行すると起動できます。

# sh /etc/rc.d/apache start

Apacheを停止する方法はオペレーティングシステムによりますが、NetBSDでは以下のように実行すると一時的に停止できます。

# sh /etc/rc.d/apache stop

ここまで完了しましたら、手動によるContaoのアップデートまたはライブアップデートの作業に入ります。